閉館する”カマキン”に行ってきました

夏と冬の2回行きました。
神奈川県立近代美術館は、葉山館、鎌倉館、鎌倉別館の3館体制で運営されています。そのうちの1つ、鎌倉館が2016年3月末で美術館としての運営を終了します。
運営終了は3月末ですが、一般公開は2016年1月31日(日)まで。見納めにと、昨年夏に行ってきました。
なお、鎌倉館は「カマキン」という略称で呼ばれるそう。知らなかった―。

8月。緑が青々とした真夏ですが、少し曇り空。

カマキンを設計したのは、昭和を代表する日本の建築家・坂倉準三。

展覧会だけでなく、建物も見どころです。

手すりが真鍮製の階段。

池には蓮がいっぱい。
この時はまだ閉館半年前とあって、それほど混み合ってはいませんでした。

展覧会鑑賞後は「喫茶室 PINACOTECA(ピナコテカ)」へ。

変わったカラーのセブンチェアとアントチェア。

テラス席もあります。

ついてきてくれた息子とおやつタイム。

こちらは閉館になりませんが、鎌倉別館にも立ち寄りました。
…というのが夏。
その後、「やはり最後にもう1回」と閉館が迫った1月中にも再訪しました。

気温は低いですが快晴。「鎌倉からはじまった。1951-2016」展。「鎌倉近代美術館最後の展覧会」の文字も見えます。

池の蓮や緑の葉が少なく、建物がよりはっきり見えます。
さすがに閉館間際ということもあり来館者多め。チケット売り場には行列もできていました。

眺めもだいぶ違います。

中庭は撮影可能でした。イサム・ノグチの「こけし」という作品。

板倉準三は、現代建築の巨匠・ル・コルビュジエのもとで修行しています。この足跡は、ル・コルビジェと板倉準三が来館した際の足跡だそうです。

この日も観覧後は喫茶室 PINACOTECAで休憩。ロールケーキと、

ピザトースト。

カマキンの建築模型も展示されていました。

これが本当の見納めということで、隅々まで見て写真を撮らせてもらいました。ここは「開館当初に学芸員室と使われていた部屋」。

水面が天井に。

建物は、今後鶴岡八幡宮に引き継ぐ方向なのだとか(耐震に問題があるため一部取り壊される棟もあるそう)。
一般公開は2016年1月31日(日)までです。
























